満を持して2回目の世界選手権
ぼくが愛用するオーシャンスキー「アヤハブラ - Ayahavela -」
その最新鋭モデルと一体になって
国内のダブルパドルのロングディスタンス/オーシャンパドリングの各レースで
連戦連勝の内田直人選手が今年の12月に、
2019年以来2度目の世界選手権に挑むことになりました。
オーシャンパドリングは海外ではブームになっている国がたくさんあります。
カヌー部でカヤックをやっていた人やシーカヤック愛好会やライフセーバー以外の
他のスポーツ愛好家の間にもニュースポーツとして普及してきています。
そのおかげで様々なスポーツからの流入があって
世界の上位選手の層の厚みも増しているようです。
日本でマラソンを愛好する人が日々走っているかの如く
水面に漕ぎ出して比較的長い距離を気持ちよく漕ぐ
オーシャンパドリングの愛好家がとても多いです。
しかし日本 国内ではまだまだマイナーなスポーツです。
そんな国内でのオーシャンパドリングの位置づけの中も
内田選手が
国内でこの分野をけん引すべく鍛錬を怠ることなく4年間過ごしてきたのを
僕は近くで見てきました。
2019年の経験から課題を割り出して強化していることも聞いています。
どこまで世界の上位陣に迫れるか、
僕はいまからワクワクが止まりません。
風穴を空けろ!
内田選手はもう何年も前からこの競技で世界と戦うことを念頭に日々を過ごしています。
その積み上げはコロナ禍でも留まることはありませんでした。
できることを最大限でやる。
その積み上げた努力が発揮される時が今年なんだ、と僕は感じています。
この分野の世界の強豪国はオーストラリアです。
今年の世界選手権はそのオーストラリア・パースで開催されます。
最激戦地に殴り込みです。
彼自身も高ぶっていることでしょう。
この分野の世界から見ると日本は後進国です。
彼が今年の世界選手権で
その認識に風穴を空けてくれるんじゃないかと思えてならないんです。
なぜ彼がこの競技に打ち込むのか
僕も内田選手も長くライフセービングの活動をしています。
水辺の事故防止や安全思想を普及したいと思っています。
お互いに日本ライフセービング協会に所属して
様々な立場で普及に取り組んできて、
いまもそれぞれの課題に取り組んでいます。
中でも内田さんは協会の理事を歴任して要職を担ってもくれました。
ライフセービングとオーシャンパドリング
好きな分野が重なった同志として彼とは長年語り合ってきました。
そこで一致した意見は
オーシャンパドリングを普及することで水辺の安全を高めよう
ということです。
パドリングは水面に浮かぶことから始まります。
水と親しむことがどうしたって必要です。
パドリングができるようになろうとすると、
その最初の段階で、必ず水辺での自己防衛を学ぶことになります。
そしてパドリングが身についていくにつれて水辺の知識と経験が増えていきます。
知らず知らずのうちに水辺で安全に過ごす術が身についていきます。
周囲を海に囲まれた島国の日本には
陸上から眺めることのできない絶景が数えきれないほどに存在します。
オーシャンパドリングやシーカヤックを愛好すると
この「まだ見ぬ絶景」を自らの力で楽しむことができます。
冒険やツーリングの要素があるわけです。
オーシャンパドリングで用いる器材は
スピードが出るモデル、安定性を重視したモデルなど種類も幅広いです。
レースイベントなどではコースは中長距離の設定がほとんどなこともあり、
比較的長めの時間、
体を動かすマラソンやトライアスロンなどを愛好する国民性にも合っています。
スポーツ庁が「Sport in Life」のスローガンを掲げて
国民の健康寿命を延ばすべく広く呼び掛けていることにも
オーシャンパドリングは
健康寿命の増進に貢献できると内田選手は信じています。
それにはまず
このオーシャンパドリングの存在を知ってもらう必要があります。
そのために内田選手は世界に挑戦して存在を示そうとしています。
その結果、
水辺の安全向上と健康寿命の増進を
オーシャンパドリングで実現しようとしているんです。
マイナー競技ならではの困難をサポートしたい
世界選手権に繋がる競技スポーツはたくさんあります。
オリンピック種目ではないものは総じて活動資金に苦慮します。
カヌーオーシャンレーシング種目も同様です。
そこで内田選手の頑張りを日ごろから見つめている有志で
世界に風穴を空ける手助けをしようということで
応援募金をすることにいたしました。
私共だけでなく
日本のダブルパドルを用いる長距離レースを愛好するみなさんにも
恐縮ながらお声がけしてみようとなりました。
以下、私たちの思いを記します。
ご一読願えれば幸いです。
2023 ICF Canoe Ocean Racing World Championships 日本代表として世界に挑戦する 内田直人選手への応援募金のお願い
残暑お見舞い申し上げます。
立秋とは名のみの厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
皆さまにおかれましては、
平素より水辺のスポーツに親しみご健勝のこととお慶び申し上げます。
今年 11 月月 30 日から 12 月 3 日にオーストラリアのパースにて
2023 ICF Canoe Ocean Racing World Championships(以下「世界選手権」とする)が行われます。
今年度、5 月 3 日(水・祝)神奈川県葉山町にて行われた
2023 OCEAN RACING 日本選手権大会兼 2023 年度 OCEAN RACING 海外派遣選考会において、
内田直人選手が総合優勝の成績を収め、
日本 代表に選出されました。
それを受け世界選手権にエントリーをいたしました。
内田選手は、OCEAN RACING 日本選手権大会で 2 度優勝、
全日本ライフセービング選手権大会 サー フスキーレースで 3 度の優勝やワイルドウォーター競技で国体出場、
Glide trial、奄美シーカヤックマ ラソン、伊豆松崎シーカヤックマラソン、丹沢湖カヌーマラソン、熊野シーカヤックマラソン、
千葉県 知事杯、横浜縦断カヌーフェスティバル、東伊豆チャレンジオーシャンパドリングレースなど
各地のロ ングディスタンスレースで数々の優勝経験を有するこの種目の国内最強選手です。
私どもは、世界選手権においても強靭な海外選手たちに挑む実力を誰よりも有している事と、
内田選手 の世界選手権での活躍が国内でのこの競技やレースイベントの活性化に寄与する事を信じております。
日本国内でシーカヤックやサーフスキーを用いたロングディスタンスレースを愛好する皆様に、
今回の 世界選手権の内田選手の健闘を一緒に応援していただけないかと思い、お願いを発信した次第です。
ご賛同をいただけましたらぜひ応援募金のお力添えを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇皆様からお預かりした募金は内田選手の世界選手権への参加、
また参加にかかる準備資金等として大 切に使わせていただきます。
〇募金の目標額を 40 万に設定し、
最終的に集計し決算報告及び使用用途を募金していただいた方々に 明らかにします。
また最終募金締切日を 10 月 31 日( 火)としますが、
目標額に達した時点で終了 といたします。
〇募金は千円単位でお願いいたします。
またクラブやチーム等でまとめていただいても構いません。
〇レース報告と会計報告を合わせて行う予定です。
〇11 月初旬に都内近郊で壮行会を実施する予定です。
予定が決まり次第ご連絡させていただきます。
〇応援募金申込フォーム
※終了しました。ありがとうございました※
以上
2023 年 9 月 6日
2023 Canoe Ocean Racing World Championships に出場する内田直人選手を応援する有志一同
安達雄太、井藤秀晃、太田信浩、帯谷大樹、勝部興、菊地太、草柳尚志、
合田光伸、須田邦彦、高橋幸弘、中川健、比留間悟、山崎敦、(50 音順)