最期におもうこと

どんな風に死んでいきたいか
考えたことはありますか？

ライフセービングやオーシャンパドリングをしてきて
死を意識するギリギリの場面に何度か遭遇しました。
それぞれが寿命のC段階だったようで
なんとか生き延びてきました。

もっと前、
小学6年生のちょうど今ごろに車に撥ねられました。
あれもC段階だったと思うとなかなかの運の持ち主ですね、ぼくは。
かなり吹っ飛ばされましたが
幸運にも前歯2本折れただけで済みました。
その頃から
死ぬってどんなだろうなと考えてきました。

なんか物騒なことを書いているかも知れませんね。
コレについては僕には平常運転です。

死ぬときは1人で死んでいくわけです。

もしかしたら
そばに誰もいないかも知れない。

事故に巻き込まれて即死かも知れない。

病床でたくさんの人に囲まれてる？

岸から離れたはるか沖でライフジャケットで1人きりかも知れない。

まだまだたくさんありますね。
シチュエーションは。

そのときにどう思うのか、
自分は。

即死だとしても考えることはあるはずです。
その瞬間ではないにせよ。

「オレは良くやった」
と思えたらいいでしょうね。

たぶんそれは難しいと感じてます。

「まあまあ良くやったがアレがやれなかったな」
くらいが僕の人生では精一杯だと感じてます。

そんな及第点の人生を送れなかったときは
何かしらのやり残したがあるはず。

それを見越して
気持ちよく諦めることができるように
なっておいたほうがいいな
と思いつきました。

「アレもコレもやれなかったな。
でも、まあ仕方ないか」
ってなもんですかね。

いつ頃だったか覚えてませんが
長いことそう考えて暮らしています。


きっと最期は
何かを諦めながら死んでいくんじゃないかな。

後悔はしないように暮らしているので
最期の瞬間に思う
予想できるのは諦められない未練です。
それを
諦められる自分になりたいものです。
清々しく逝きたいですから。



拘りごとに関しては
かなりシツこく関わります。
何年経っても諦めず取り組んできたり
取り組んでいる
モノやコトも少なからずあります。

諦め切れぬ事があるなら、
諦め切れぬと諦める。
諦め切れぬ事があるなら、
それはきっと良い事だ。

ブルーハーツの歌詞にこうありますね。

諦めるってことを
どう整理していくか。

それが大切だと思ってます。